雷紋(らいもん)とは、模様(幾何学模様)の一種である。
概要
雷紋は、直線がつぎつぎと曲折していく幾何学的模様で、中国では3千年以上の昔から青銅器陶器、漆器、金工、木彫、建築などに用いられている。稲妻紋(いなづまもん)ともいう。組み合わせたり、重ねたり、電光をなかにはさんだりして用いられることもある。万物、田畑を潤す雷雨を表す紋様のため、豊作、吉祥の象徴と考えられている。
使用例
- 中国殷周の青銅器
- 家紋
- 公家の山科家の代表紋。
- 武家では備中岡田藩の伊東氏などが用いた。
- 古九谷絵皿
- 古伊万里絵皿
- 竜切手 - 日本で最初に発行された郵便切手
- ラーメンの丼の内側の装飾 - 合羽橋にある陶器専門店・小松屋の二代目・清太郎が大正末期に「雷紋」を図案化し、丼に施したとされる。
- 団体の徽章
- 横浜市交通局
- 宇治川電気
- 京福電気鉄道
脚注
関連項目
- ギリシア雷文
- 中国文様史
![雷紋のイラスト素材 [63843573] PIXTA](https://t.pimg.jp/063/843/573/5/63843573.jpg)
![雷紋背景のイラスト素材 [84354856] PIXTA](https://t.pimg.jp/084/354/856/1/84354856.jpg)

