皮膚外用療法(ひふがいようりょうほう)は、皮膚に軟膏・クリームを塗布するなど、皮膚科学において基本となる治療法のことである。

外用剤の種類

  • 軟膏
  • 軟膏剤(オイントメント、クリーム、ローション)
  • スプレー
  • 泥膏(パスタ)
  • 糊膏(リニメント)
  • 硬膏(テープ剤を含む)
  • 油脂
  • 粉末剤

外用方法の種類

単純塗布法
最も使われる方法。外用剤を手に取り、患部に塗るという単純な方法である。
重層療法
外用剤を単純に塗布した上からガーゼやリント布を載せ、その上から再度、外用剤を塗布する方法である。また親水性外用剤を塗布した上から、疎水性外用剤で覆う方法もある。
密封療法(ODT療法)
外用剤を塗布した後、フィルムドレッシング材などで覆ってしまう方法である。
湿潤療法
外用剤を塗布したのち、皮膚の適切な湿潤環境を維持しながら、余計な浸出液などをドレッシング材を通過して排出する治療法。外傷・びらん・潰瘍・褥瘡・熱傷などで用いられる。

薬効成分による種類

  • ステロイド外用薬
  • 非ステロイド外用薬
  • タクロリムス外用薬(アトピー性皮膚炎用)
  • 抗菌外用薬
  • ビタミンD3外用薬
  • 皮膚潰瘍治療外用薬
  • 止痒含有外用薬
  • 光線治療外用薬
  • 保湿剤
  • 発泡薬

関連項目

  • 皮膚科学

皮膚外用薬の選び方と使い方/西岡清/著 本・コミック : オンライン書店ehon

たった20項目で学べる 外用療法 皮膚科学看護スキルアップシリーズ2 中古本・書籍 ブックオフ公式オンラインストア

『皮膚外用療法実践マニュアル』|感想・レビュー 読書メーター

ジェネラリストのためのこれだけは押さえておきたい皮膚外用療法_立読み

アトピー性皮膚炎の外用薬 [アトピー性皮膚炎] All About