バイオレンスファイト』 (Violence Fight) は、1989年にタイトーから稼働されたアーケード用対戦型格闘ゲームである。

路上でのストリートファイトを題材にしており、4人の主人公から1人を選択し、格闘によって勝ち抜いていくシステムとなっている。

家庭用は日本国内ではPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズ 下巻』(2005年)に収録された他、北米や欧州ではPlayStation 2、Xbox、Windows用ソフト『Taito Legends 2』(2006年)に収録。また、2024年にはアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4とNintendo Switchで配信された。

ゲーム内容

8方向レバーと3ボタン(パンチ、ジャンプ、キック)でキャラクターを操作する。

使用キャラクターは全部で4人。2P対戦時には同キャラクター戦も可能。

全6ステージで、ステージ4とステージ5にはCOM専用キャラクターが登場し、最終ステージでは同キャラクター戦になる。プレイヤーが2回勝てば次のステージへ進める。

2ステージクリアすると虎と対決するボーナスステージがあるが、かなり難しい。

登場キャラクター

本作のキャラクターはカプコンの『ストリートファイター』やSNKの『餓狼伝説』と同様に全て男性で占められている。

プレイヤーキャラクター

バッド・ブルー(Bad Blue)
平均的な能力のキャラクター。流派はストリートファイト。
ベン・スミス(Ben Smith)
頭部にバンダナを巻いた黒人。ボクシングをベースにした技を使う。
リック・ジョー(Rick Joe)
肥満気味の体格をしているパワー重視の格闘家。流派はレスリング。
リー・チェン(Lee Chen)
中国系アメリカ人のカンフー使い。中華服を身に纏っている。

ボスキャラクター

ロン・マックス(Ron Max)
スキンヘッドで肥満気味の男。ヘッドバットが得意技。
トニー・ウォン(Tony Won)
パンクスの格好をした長身の黒人。時々チェーンでプレイヤーキャラクターをはたく。

移植版

スタッフ

  • ゲーム・プログラム:石指武、井上ゆみ
  • ゲーム・デザイン:さかもとゆきひこ
  • PCBデザイン:高橋栄吉
  • サウンド・デザイン:高木正彦、山田靖子、渡部恭久、チームZUNTATA
  • キャビネット・デザイン:永井寛保
  • キャラクター・デザイン:はざまけんじ、伏屋一勝、山田たかし、河本憲孝、川岸誠治、おおまえこうじ、光岡玲子、もりもとみなこ
  • スペシャル・サンクス:みちあいなつお、河野敏男

バージョンアップ版

バイオレンスファイトのリリースから2年後の1991年に、そのバージョンアップ版となる『ソリタリーファイター』 (Solitary Fighter)が海外でのみリリース。主な変更点は、基板がリリース時期的にF2システムになり、ボスキャラクターを含めた6名が使用可能になった。

家庭用版は2023年8月31日に発売されたNintendo Switch用ソフト『タイトーマイルストーン2』に収録され、家庭用初移植となった。また、同年12月28日にアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信、アーケードアーカイブス版は「こだわり設定」にてゲームの操作性を向上させる事が可能。

脚注

外部リンク

  • ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト バイオレンスファイト(PlayStation 4版)
  • ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト バイオレンスファイト(Nintendo Switch版)
  • ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト ソリタリーファイター(PlayStation 4版)
  • ハムスターアーケードアーカイブス公式サイト ソリタリーファイター(Nintendo Switch版)

バイオレンスファイト/VIOLENCE FIGHT

Violence Fight Bad Blue (Arcade) バイオレンスファイトバッド・ブルー YouTube

タイトー『バイオレンスファイト』バッド・ブルーでクリア【マルカツ!レトロゲーム】 YouTube

駿河屋 バイオレンスファイト [基板のみ](アーケードゲーム基板)

バイオレンスファイト atwiki(アットウィキ)