クリスチャン・エストロジ (Christian Estrosi、1955年7月1日 - ) は、フランスの政治家。ニース出身のイタリア系フランス人。
エストロジはイタリア系と言ってもニース生まれニース育ちで有り、19世紀にフランス領となったニースは今でもイタリア系住民が多い。
2016年まで共和党所属の国民議会議員であり、2008年からニース市長も兼務した(2016年まで)。2016年6月よりニース第一副市長。2017年5月、ニース市長選挙で再選。ニコラ・サルコジの支持者である。2022年9月16日、エドゥアール・フィリップ元首相率いる政党「地平線」の副代表に選出された。
2009年から2010年までは、フランソワ・フィヨン内閣で産業担当大臣を務めた。また2008年12月まではアルプ=マリティーム県の県議会議長(公選県知事)も務めた。
政治家になる前、エストロジはオートバイレーサーとしてロードレース世界選手権等で活躍しており、1978年のフランスGP500ccクラスのレースでベストリザルトの4位を記録している。
政治家としての経歴
閣僚職
産業担当大臣 : 2009年 - 2010年
海外県・海外領土担当副大臣 : 2007年 - 2008年
国土開発担当大臣 : 2005年 - 2007年
被選挙職
国民議会
国民議会議員(第5選挙区): 1988年 - 1993年 (辞職) / 1997年 - 2005年 (2005年に大臣就任) / 2007年に再選されるが、大臣職に留まる / 2008年 - 2009年 (2009年に大臣就任) / 2010年 - 。 1988年初当選、1993年、1997年、2002年、2007年、2008年、2010年、2012年再選。
地域圏議会
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏議会副議長 : 1992年 - 1998年
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏議会議員 : 1992年 - 2002年 (辞職)。 1998年再選。
県議会
アルプ=マリティーム県議会議長 : 2003年 - 2008年
アルプ=マリティーム県議会副議長 : 2001年 - 2003年
アルプ=マリティーム県議会議員 : 1985年 - 1993年 (辞職) / 2001年 - 2009年 (辞職)。 1992年、2001年、2008年再選。
市議会
ニース市長 : 2008年 - 2016年、2017年 -
ニース第一副市長 : 2016年 -
ニース市議会議員 : 1983年 - 1990年 (辞職) / 2008年 - 。 1989年、2008年再選。
都市共同体議会
ニース・コートダジュール都市共同体議会議長 : 2008年 -
ニース・コートダジュール都市共同体議会議員 : 2008年 -
メトロポール・ニース・コート・ダジュール議会議長 : 2012年 -
オートバイレーサーとしての経歴
- 1972年
- 17歳、ポール・リカールにおいて250ccマシンでの初レースで5位入賞。
- 1974年
- ツール・ド・フランス・モト : 一時トップを走行(結果はギアボックス破損でリタイヤ)。
- 1975年
- ボルドール24時間耐久レース : カワサキの1000ccマシンで2位表彰台に立つ。
- FIM 750ccヨーロッパ選手権 : ヤマハの4気筒マシンで参戦、マニクールで2位表彰台獲得、年間ランキング17位。
- 1976年
- ムジェロ1000km耐久 : ドゥカティのマシンを駆って2位。
- FIM 750ccヨーロッパ選手権 : ノガロで優勝、年間ランキング8位。
- 1977年
- FIM 750cc世界選手権 : ディジョンで優勝、年間ランキング12位。
- 1978年
- ロードレース世界選手権 500ccクラス : フランスGP(ノガロ)で4位入賞。
- FIM 750cc世界選手権 : ハラマとアッセンで4位入賞、年間ランキング8位。
- 1979年
- FIM 750cc世界選手権 : ノガロでの2レースで2位・3位を記録、年間ランキング17位
- 1983年
- レースから引退
- 2004年、2005年
- 古いレーシングマシンによるレースイベント「クーペ・モト・レジェンデ」に参加。
ロードレース世界選手権 戦績
1969年から1987年までのポイントシステム
- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
脚注
出典
外部リンク
- motogp.com クリスチャン・エストロジ経歴
- bike70.com Pilote de Légende : Christian Estrosi
- racingmemo.free.fr - Estrosi, Christian




