未踏事業(みとうじぎょう)は、ITを駆使して様々な事業を展開できる優秀な人材を発掘・育成することを目的とした日本のプロジェクト。著名な採択者に落合陽一、登大遊、まつもとゆきひろなどが居る。

概要

2000年度から2007年度までは「未踏ソフトウェア創造事業」という名称であり、採択年齢を20代前半に限定した未踏ユースも実施されていた。

2008年度以降、名称を「未踏IT人材発掘・育成事業」に改称し、2010年度以降は旧未踏ユースの仕組みが統合された。

2017年度より「未踏アドバンスト事業」を開催。

2018年度より量子コンピュータの活用を目的とする「未踏ターゲット事業」を開催。

提案者(未踏クリエイター)が、自身発案のプロジェクトを提案し、PM(プロジェクトマネジャー)が採択・指導するという形式で実施されている。

主な採択者とプロジェクト

  • まつもとゆきひろ オブジェクト指向スクリプト言語Ruby次期バージョンの開発 2000年度 湯浅PM
  • 登大遊 イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステムの開発 2003年度未踏ユース 竹内PM
  • 落合陽一 「電気が見える」デバイスとソフトウェアの開発 2009年度上期未踏ユース 首藤PM

PM(プロジェクトマネジャー)の一覧

  • 竹内郁雄(統括PM)
  • 夏野剛(統括PM)
  • 落合陽一(2023年度より)
  • 稲見昌彦
  • 田中邦裕

脚注

出典

外部リンク

  • 未踏事業について | デジタル人材の育成 - IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

2017年度未踏事業最終成果報告 PPT

デジタル人材育成と道内企業のDXの第一歩「DXミライフェスタ」でメタバース体験会を実施 メタバース情報局 by transcosmos

デジタル人材が不足している原因は?それに対する解消方法も紹介 コラム 株式会社ディジタルグロースアカデミア

未踏の1年 (未踏IT人材発掘・育成事業 説明会, 東京工業大学, January 21, 2015)

未踏事業・育成期間の流れ ~ 採択から修了まで YouTube