溝口神社(みぞのくちじんじゃ)は、神奈川県川崎市高津区にある神社。かつては溝口村の鎮守・赤城大明神と称されていた。
概要
創建年代は不明。江戸時代神仏習合のお社として、矢倉沢往還(大山道)の溝口宿近在の村々の総鎮守として赤城社と称した。当時は毘沙門天と弁財天を祀っていた。
創建時より、毘沙門天、弁財天の男女二神を神体として安置をしてきた。明治初年の神仏分離令に従って神像を裏の宗隆寺に移し、溝口村、高津村、下宿、中宿、片町、六間町、六番組を統合し伊勢皇神宮より御分霊を奉迎し、御祭神を改め溝口神社と名称を改めた。
歴史
主な歴史は以下のとおりである。
- 1783年(天明3年)2月溝口村鎮守赤城社が再建された。
- 1841年(天保12年)春に赤城社の社殿が傷んだことから再建工事が開始された。
- 1842年(天保13年)8月15日までに再建工事完成した。
- 1848年(寛永元年)8月15日までに拝殿向拝や参道の敷石が完成した。
- 1852年(寛永5年)2月に赤城社境内の稲荷社が再建された。
- 1854年(寛永7年)10月4日(現11月23日)の大地震で赤城社の鳥居が倒れた。
- 1923年(大正12年)9月1日の関東大震災により社殿は全壊した。
- 1934年(昭和9年)11月に氏子達により再建された。
境内
- 社殿
- 拝殿は銅葺の入母屋造で正面に千鳥破風と唐破風向拝を持つ。
- 拝殿の扁額は東郷平八郎の揮毫による。
- 境内社
- 稲荷社
- 大鷲神社
- 松尾大神
- 水神宮 - 石祠には「安政三年」の銘がある。
文化財
- 勝海舟の大幟一対
- 社号額一面 東郷平八郎書
年中行事
- 4月17日 湯立神事
- 9月15日に近い土・日曜日 例祭
交通アクセス
- 鉄道
- 東急田園都市線「溝の口駅」徒歩5分
- JR南武線「武蔵溝ノ口駅」徒歩5分
出典
外部リンク
- 溝口神社 - 公式サイト
- 溝口神社 (@mizonokuchi_shrine) - Instagram



